障害者雇用の農園を比較|わーくはぴねす農園・IBUKI・コルディアーレ農園・めぐるファームの違い

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「障害者雇用の農園って、どこがいいの?」「わーくはぴねす農園とIBUKIは何が違う?」「自分の住んでいる地域で働ける農園は?」。農園型の障害者雇用に興味を持った人から、よく聞く疑問です。

この記事では、主な4つの農園(わーくはぴねす農園・IBUKI・コルディアーレ農園・めぐるファーム)を、各社の公式サイト(2026年11月7日に確認)をもとに、場所、働く時間、給料、サポートの体制、応募の方法で比べます。

この記事の結論

  • どの農園でも、働く人は農園を利用する企業に雇われる。給料や雇用形態は、雇う企業ごとに違う
  • 農園選びでまず大事なのは通える場所にあるか。関東・愛知・大阪ならわーくはぴねす農園、関東・大阪の屋内ならIBUKI、九州などならコルディアーレ農園、川崎・多摩ならめぐるファーム
  • サポートの特徴は、3人に1人のサポートスタッフ(わーくはぴねす)、スタッフ常駐(IBUKI)、看護師常駐と送迎(コルディアーレ)、精神保健福祉士の常駐(めぐる)
  • 農園型には国も課題を指摘している。農園以外の求人とも比べてから選びたい
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農園型の障害者雇用のおさらい

農園型の障害者雇用では、農園を運営する会社が、農園の区画や設備を企業に提供します。障害のある人は、農園を利用する企業に雇われ、働く場所が農園になります。福祉的な就労ではなく、一般の就労です。農園を運営する会社のスタッフが、栽培の指導や働き続けるためのサポートをします。仕組みや課題は、農園型障害者雇用とは?仕組みと問題点、応募前に確認したいことでくわしく解説しています。

4つの農園の比較表

主な4つの農園の特徴:わーくはぴねす農園は65施設、IBUKIは関東・大阪の屋内、コルディアーレ農園は九州中心で看護師・送迎、めぐるファームは川崎市で週20時間から
わーくはぴねす農園 IBUKI コルディアーレ農園 めぐるファーム
運営会社 エスプールプラス スタートライン JSH NEXT ONE
主な場所 関東・愛知・大阪(65施設) 関東・大阪(23か所) 九州が中心。北海道・岡山・東京・大阪など 神奈川県川崎市(新百合ヶ丘)
農園のタイプ 屋内型と屋外型 屋内(冷暖房完備) 完全屋内型(冷暖房完備) 屋外のハウス型(冷房設備あり)
主な作物 野菜・ハーブ ハーブ・葉野菜など(加工も) 水耕栽培の作物 エディブルフラワー・ベビーリーフ・リーフレタス
時間の例 週5日、6時間程度の求人例、残業なし 農園の運営は概ね平日10〜17時 平日9〜17時(モデル) 週20時間から、9時か10時に出勤
給料の例 時給1,200〜1,280円〜(求人例) 公式に記載なし 地域別のモデル時給あり(古い可能性) 公式に記載なし(見学会で説明)
サポート 3人に1人のサポートスタッフ スタッフ常駐、定着サポーター 看護師常駐、送迎あり 精神保健福祉士が常駐
応募の入口 説明会(約1時間半)→体験 問い合わせ→見学体験会(任意) 見学会・説明会→登録→体験 見学会→体験実習

出典:各社の公式サイト(2026年11月7日確認)。給料や雇用形態は雇う企業ごとに違います

農園ごとの特徴

わーくはぴねす農園:数が多く、求人の条件が見える

エスプールプラスが運営する、もっとも施設の多い農園です。関東・愛知・大阪に65施設あり、働く障害者は5,356名、入社1年後も働き続けている人は92%以上と公表されています(2026年8月末現在)。公式の求人サイトで、時給や勤務時間の例を確かめられるのも特徴です。くわしくはわーくはぴねす農園の評判と口コミをご覧ください。

IBUKI:屋内でハーブを育て、加工もする

スタートラインが運営する屋内農園で、ミント系を中心としたハーブなどを育て、ハーブティーなどへの加工もします。農園にはスタートラインのスタッフが常駐しています。働く人の約6割が精神・発達障害のある人です。くわしくはIBUKIの評判と口コミをご覧ください。

コルディアーレ農園:九州に強く、看護師と送迎がある

JSHが運営する完全屋内型の農園で、九州を中心に農園があります。各農園に看護師が常駐し、自宅近くまでの送迎があるのが大きな特徴です。地方で通える職場を探している人には選択肢になりやすい農園です。くわしくはコルディアーレ農園の評判と口コミをご覧ください。

めぐるファーム:週20時間から始められる

NEXT ONEが運営する、新百合ヶ丘の農園です。週20時間から働けて、出勤時間を9時か10時から選べます。精神保健福祉士の資格を持つスタッフが常駐していて、精神障害のある人が中心に働いています。くわしくはめぐるファームの評判と口コミをご覧ください。

アスナロ
ウネット
農園を選ぶときは、まず「通えるか」を確かめましょう。毎日通う場所なので、通勤の時間や手段は、続けられるかどうかに大きく関わります。

目的別のおすすめの選び方

こんな人は まず見てみたい農園
関東・愛知・大阪で、近くの農園を探したい わーくはぴねす農園(施設が多い)
屋内の落ち着いた環境で、加工の仕事もしたい IBUKI
九州に住んでいる、送迎があると助かる コルディアーレ農園
体調に合わせて、短い時間から始めたい めぐるファーム(週20時間から)
体調の相談を医療の専門職にしたい コルディアーレ農園(看護師常駐)

どの農園も、実際の働きやすさは、農園の場所、雇う企業、一緒に働く人によって変わります。説明会や見学会に行き、自分の目で確かめてから決めましょう。

見学会・説明会で比べたいこと

いくつかの農園を見比べるときは、同じ質問をそれぞれの農園でしてみると違いがわかりやすくなります。

  • 「1日の流れと、休憩の取り方を教えてください」
  • 「困ったときは、農園のスタッフと企業の担当者のどちらに相談しますか」
  • 「作業が少ない時期はありますか。そのときは何をしますか」
  • 「ここで働いたあと、企業の別の部署に移った人はいますか」
  • 「雇う企業はどこで、雇用形態と契約の期間はどうなっていますか」

国は農園型の働き方をどう見ている?

農園などの働く場所を企業に提供するサービスは、国の資料では「いわゆる障害者雇用ビジネス」と呼ばれています。厚生労働省が把握した限りで、こうしたサービスで働く障害者は、2023年3月末の約6,600人から、2025年10月末には約11,100人に増えました。

厚生労働省は、明らかに法令に反する事例は確認されていないとしつつ、法律の趣旨に照らして疑問が残る事例があった一方で、能力の開発・向上につながる事例もみられた、としています。指摘されている主な課題は次のようなものです。

  • 雇う企業の本業と、障害のある人の仕事のつながりが薄い
  • 働く場所が、企業のほかの社員と離れている
  • 雇う企業が日ごろ関わる機会が少なく、キャリアが広がりにくい

2026年8月の労働政策審議会の分科会では、こうしたサービスを行う会社に事業開始の届出などを義務づけ、ガイドラインに沿った支援に努めるよう求め、必要なときは指導や勧告ができるようにする案や、利用する企業に就業場所や仕事の内容などの報告を求める案が議論されました。これからルールが整っていく途中の働き方だといえます。

出典:厚生労働省 労働政策審議会 障害者雇用分科会 第141回(2026年8月31日)資料1、厚生労働省リーフレット「障害者が活躍できる職場づくりのための望ましい取組のポイント」

農園型の求人に応募する前に確かめたいこと

  • 雇う企業はどこか:会社名、本業、農園以外で働く道があるか
  • 雇用の形:正社員か契約社員か、パートか。契約の期間と更新の条件
  • 給料と勤務時間:時給・月給、週の勤務日数と時間、交通費
  • 相談できる人:農園のスタッフと、雇う企業の担当者のそれぞれに、どう相談できるか
  • 仕事の量と中身:1日の流れ、作業が少ない時期はあるか
  • その先のキャリア:企業の本社や別の部署に移った人はいるか

説明会や見学では、農園を運営する会社のスタッフだけでなく、雇う企業の人事担当者にも話を聞けるかを確かめるとよいでしょう。

農園以外の求人とも比べて選ぼう

農園での仕事が合う人もいれば、事務やITなど、ほかの仕事のほうが力を出せる人もいます。農園型の求人だけで決めず、ほかの障害者雇用の求人とも比べてから選ぶと、自分に合った働き方を見つけやすくなります。

障害者専門の転職エージェントを使うと、担当者が希望や障害の特性を聞いたうえで、農園以外の求人も紹介してくれます。給料や勤務時間、配慮の内容を見比べられるので、「農園のほうが合っている」と納得して選ぶこともできます。

PR特徴別 障害者におすすめのエージェント
はじめて使う人にdodaチャレンジ
定着を重視する企業を探したい人にマイナビパートナーズ紹介
精神障害・発達障害の人にランスタッドチャレンジド
スカウトも受けたい人にatGP(アットジーピー)

どれも登録は無料。2〜3社を同時に使うと、紹介される求人の幅が広がります。

ちなみに、最もおすすめのエージェントは『障害者雇用バンク(旧エラビバ)』です。企業の求人とハローワークの求人をまとめて探せて、Web面談で自宅から相談できます。さらに、『dodaチャレンジ』などを同時に利用することで、紹介される求人の幅が広がり、よい就労に近づく可能性を上げることができます。

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1

紹介される求人の幅が広がる
エージェントごとに、預かっている求人や、そこでしか紹介されない非公開の求人が違います。1社だけだと、出会えない求人が出てきます。
2

条件や提案を比べられる
同じような求人でも、給料・勤務時間・配慮の内容を見比べると、自分に合う職場がはっきりします。
3

担当者との相性で選べる
話しやすい担当者に出会えるかどうかで、相談のしやすさが変わります。合わないと感じたら、もう一方を中心にすればよいだけです。

おすすめの組み合わせは、障害者雇用バンク+dodaチャレンジ。どちらも登録は無料なので、まずは2社に登録して、話しやすいほうを中心に進めてみてください。

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よくある質問

Q. どの農園がいちばん給料が高いですか?

A. 給料は雇う企業が決めるので、農園ごとに一律ではありません。公式に求人の例を出しているわーくはぴねす農園では時給1,200〜1,280円からの例がありました。ほかの農園は求人票や見学会で確かめましょう。

Q. 複数の農園の説明会に行ってもいいですか?

A. 問題ありません。いくつか見比べることで、自分に合う農園がわかりやすくなります。

Q. 農園の仕事は、障害者手帳がないとできませんか?

A. 障害者雇用の求人なので、手帳を持っていること(取得予定を含む)が条件になっている求人がほとんどです。

Q. 農園の数がいちばん多いのはどこですか?

A. 公式サイトで確かめた範囲では、わーくはぴねす農園が65施設でもっとも多く、次いでコルディアーレ農園、IBUKIの順でした。数だけでなく、自分が通える場所にあるかを確かめましょう。

まとめ

障害者雇用の主な農園は、わーくはぴねす農園、IBUKI、コルディアーレ農園、めぐるファームです。どれも働く人は利用企業に雇われ、農園で栽培の仕事をします。選ぶときは、まず通える場所にあるか、次に時間・サポート・雇う企業の条件を比べましょう。

農園型には国も課題を指摘しています。アスナロウネットが紹介している障害者雇用バンクなどで農園以外の求人とも比べて、納得できる働き方を選んでください。

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