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「わーくはぴねす農園の評判はどう?」「農園で働くって、どんな仕事?」「給料はいくらくらい?」。障害者雇用の求人を探していて、わーくはぴねす農園の名前を見かけた人も多いと思います。
この記事では、運営会社のエスプールプラスの公式サイト(2026年11月7日に確認)をもとに、わーくはぴねす農園の仕組み、仕事の中身、給料や勤務時間の例、サポートの体制、応募の流れ、国の考え方、応募する前に確かめたいことをまとめます。
この記事の結論
- わーくはぴねす農園は、株式会社エスプールプラスが運営する企業向けの貸し農園。働く人は、農園を利用する企業に直接雇われる
- 農園は関東・愛知・大阪に65施設。働く障害者は5,356名、入社1年後も働き続けている人は92%以上(2026年8月末現在)
- 求人の例では時給1,200〜1,280円から、週5日・残業なし。障害のある人3人に1人のサポートスタッフがつく
- 一方で、国は「雇う企業との関わりが薄くなりやすい」などの課題も指摘している。雇う企業や、その先のキャリアまで確かめて選びたい
農園型の障害者雇用とは
わーくはぴねす農園は、いわゆる「農園型」の障害者雇用の働き方です。仕組みは次のとおりです。
- 農園を運営する会社が、農園の区画や設備を企業に提供する
- 障害のある人は、農園を利用する企業に直接雇われる(福祉的な就労ではなく、一般の就労)
- 働く場所は、雇われた企業のオフィスではなく、農園
- 農園を運営する会社のスタッフが、栽培の指導や、働き続けるためのサポートをする
つまり、「どの企業に雇われるか」と「どの農園で働くか」が別になっているのが特徴です。給料や休暇、社会保険などの条件は、雇う企業によって変わります。農園型の仕組みや課題は、農園型障害者雇用とは?仕組みと問題点、応募前に確認したいことでもくわしく解説しています。
わーくはぴねす農園とは
わーくはぴねす農園は、人材サービスのエスプールのグループ会社、株式会社エスプールプラスが運営する、企業向けの貸し農園です。公式サイトでは「16年の実績を誇る企業向け貸し農園事業」と紹介されています。求職者向けのページでは、「福祉就労での働き方ではなく、企業への一般就労」と説明されています。

| 運営会社 | 株式会社エスプールプラス |
|---|---|
| 働く人の立場 | 農園を利用する企業に直接雇われる(雇用形態は企業ごとに違う) |
| 農園の数 | 全国65施設(関東45・愛知11・大阪9。2026年11月のお知らせ時点) |
| 農園の種類 | 屋外型(ビニールハウス)と屋内型 |
| 働く障害者 | 5,356名(2026年8月末現在) |
| 利用企業 | 763社(2026年8月末現在) |
| 雇用継続率 | 92%以上(入社日から1年後に働き続けている割合) |
| 応募の条件 | 障害者手帳を持っている人(取得予定も可)。未経験可 |
出典:エスプールプラス 公式サイト(2026年11月7日確認)
仕事の中身
仕事は、野菜やハーブを育てることです。求職者向けのページでは「種をまいたり、水やりをしたり」と紹介されていて、求人の例では、種まき、収穫、収穫した野菜の洗浄や梱包、袋詰めなどが挙げられています。
- 屋内型:水耕栽培の装置を使います。体温の調節が難しい人でも働きやすく、交通の便がよい場所にあると説明されています
- 屋外型:ビニールハウス型で、土を使わない農園です。道具はスコップやじょうろなどで、座って作業できる例も紹介されています
収穫した野菜は、雇っている企業の福利厚生として社内で配られます。販売を目的にはしていないと、企業向けのよくある質問に書かれています。
給料と勤務時間の例
給料や勤務時間は、雇う企業によって決まります。公式の求人サイトに載っていた例は次のとおりです(2026年11月7日確認)。
| 綾瀬(屋内) | ちば八千代(屋外) | |
|---|---|---|
| 時給 | 1,280円〜 | 1,200円〜 |
| 月収の目安 | 約15.3万円(20日勤務の場合)+交通費 | 約14.4万円(20日勤務の場合) |
| 勤務時間の例 | 8:30〜15:30、9:15〜16:15、10:00〜17:00 | 8:00〜15:00、8:30〜15:30、10:00〜17:00(実働6時間程度) |
| 休日など | 週5日(月〜金)、完全週休2日制(土日祝)、残業なし | 駅から通勤の送迎バスあり |
| 雇用形態 | アルバイト・パート(紹介) | — |
出典:エスプールプラス 公式サイト(2026年11月7日確認)
このほか、八王子・川崎・大和(いずれも屋内)は時給1,280円から、名古屋第3(屋内)は時給1,200円からの求人が載っていました。社会保険が完備されている求人や、体調や通院を考えて休みや休憩を設けているという求人もあります。正社員かどうか、契約の期間や更新の条件は、雇う企業ごとに確かめましょう。
サポートの体制
公式の求人サイトでは、障害のある3人のスタッフに対して、1人のサポートスタッフがつくと紹介されています。いつでも相談できる環境だと説明されている求人もあります。企業向けの説明では、専門のスタッフが定期的に農園を回って、働き続けるためのアドバイスをすることや、農業のアドバイザーがいることも書かれています。
採用されたあとは、エスプールプラスのサポートスタッフが、雇っている企業と協力しながら対応すると、求職者向けのよくある質問で案内されています。
ウネット
応募から働き始めるまでの流れ

- 就職相談・農園説明会:所要時間は約1時間半。保護者や支援員と一緒に参加することもできます
- 体験:実際に農園で作業を体験します(企業向けの説明では、4日間以上の体験会とされています)
- 応募:面接に進むかどうかは、本人の意思を尊重すると案内されています
- 企業の面接:体験を見守ってきたエスプールプラスのスタッフも面談に立ち会います
- 勤務開始
早い人で2週間、体験会の半年後に就職する人もいると案内されています。説明会の申し込みは、公式の求人サイトから、または電話(0120-997-212、平日9:30〜18:00)でできます。
国は農園型の働き方をどう見ている?
農園などの働く場所を企業に提供するサービスは、国の資料では「いわゆる障害者雇用ビジネス」と呼ばれています。厚生労働省が把握した限りで、こうしたサービスで働く障害者は、2023年3月末の約6,600人から、2025年10月末には約11,100人に増えました。
厚生労働省は、明らかに法令に反する事例は確認されていないとしつつ、法律の趣旨に照らして疑問が残る事例があった一方で、能力の開発・向上につながる事例もみられた、としています。指摘されている主な課題は次のようなものです。
- 雇う企業の本業と、障害のある人の仕事のつながりが薄い
- 働く場所が、企業のほかの社員と離れている
- 雇う企業が日ごろ関わる機会が少なく、キャリアが広がりにくい
2026年8月の労働政策審議会の分科会では、こうしたサービスを行う会社に事業開始の届出などを義務づけ、ガイドラインに沿った支援に努めるよう求め、必要なときは指導や勧告ができるようにする案や、利用する企業に就業場所や仕事の内容などの報告を求める案が議論されました。これからルールが整っていく途中の働き方だといえます。
出典:厚生労働省 労働政策審議会 障害者雇用分科会 第141回(2026年8月31日)資料1、厚生労働省リーフレット「障害者が活躍できる職場づくりのための望ましい取組のポイント」
わーくはぴねす農園の評判・口コミを読むときの注意点
わーくはぴねす農園の公式サイトには、働く人の口コミはまとまって載っていませんでした。ネットの口コミを読むときは、次の点に気をつけましょう。
- どの農園・どの企業の話か:農園は65施設あり、雇う企業も違うので、働く条件や雰囲気は場所ごとに違います
- 働く人の声か、企業の声か:利用する企業の担当者の評価と、働く人の感じ方は別です
- いつの話か:国のルールづくりが進んでいるので、古い情報は今と違うことがあります
農園型の求人に応募する前に確かめたいこと
- 雇う企業はどこか:会社名、本業、農園以外で働く道があるか
- 雇用の形:正社員か契約社員か、パートか。契約の期間と更新の条件
- 給料と勤務時間:時給・月給、週の勤務日数と時間、交通費
- 相談できる人:農園のスタッフと、雇う企業の担当者のそれぞれに、どう相談できるか
- 仕事の量と中身:1日の流れ、作業が少ない時期はあるか
- その先のキャリア:企業の本社や別の部署に移った人はいるか
説明会や見学では、農園を運営する会社のスタッフだけでなく、雇う企業の人事担当者にも話を聞けるかを確かめるとよいでしょう。
わーくはぴねす農園が向いている人
- 体を少し動かす、決まった手順の作業が向いている
- 週5日・日中の勤務で、生活のリズムを整えたい
- 近くにサポートスタッフがいて、相談しやすい環境で働きたい
- 関東・愛知・大阪に住んでいて、通える農園がある
反対に、事務やIT、販売など、これまでの経験を生かした仕事をしたい人や、企業の中で仕事の幅を広げていきたい人は、ほかの障害者雇用の求人も一緒に見ておくのがおすすめです。
農園以外の求人とも比べて選ぼう
農園での仕事が合う人もいれば、事務やITなど、ほかの仕事のほうが力を出せる人もいます。農園型の求人だけで決めず、ほかの障害者雇用の求人とも比べてから選ぶと、自分に合った働き方を見つけやすくなります。
障害者専門の転職エージェントを使うと、担当者が希望や障害の特性を聞いたうえで、農園以外の求人も紹介してくれます。給料や勤務時間、配慮の内容を見比べられるので、「農園のほうが合っている」と納得して選ぶこともできます。
ちなみに、最もおすすめのエージェントは『障害者雇用バンク(旧エラビバ)』です。企業の求人とハローワークの求人をまとめて探せて、Web面談で自宅から相談できます。さらに、『dodaチャレンジ』などを同時に利用することで、紹介される求人の幅が広がり、よい就労に近づく可能性を上げることができます。
よくある質問
Q. わーくはぴねす農園で働くと、どこの社員になりますか?
A. 農園を利用している企業の社員(従業員)になります。エスプールプラスに雇われるわけではありません。雇用形態は、正社員・契約社員・アルバイト社員など、企業ごとに違います。
Q. 手帳がなくても応募できますか?
A. 求人の応募の条件は、障害者手帳を持っている人(今後取得予定も可)です。
Q. 農業の経験がなくても大丈夫ですか?
A. 未経験から始められ、研修があると案内されています。
Q. 家族や支援員と一緒に説明会に行けますか?
A. 保護者や支援員と一緒の参加も歓迎すると案内されています。
Q. 農園以外の仕事に移ることはできますか?
A. 雇う企業によります。応募の前に、企業の本社や別の部署に移った人がいるかを聞いてみましょう。
まとめ
わーくはぴねす農園は、エスプールプラスが運営する企業向けの貸し農園で、働く人は農園を利用する企業に直接雇われます。農園は65施設、働く障害者は5,356名、入社1年後の雇用継続率は92%以上(2026年8月末現在)で、障害のある3人に1人のサポートスタッフがつくのが特徴です。
一方で、国は雇う企業との関わりの薄さなどの課題を指摘していて、ルールづくりが進んでいます。雇う企業やその先のキャリアまで確かめ、アスナロウネットが紹介している障害者雇用バンクなどでほかの求人とも比べてから選びましょう。求人はわーくはぴねす農園の公式の求人サイトで確かめられます。
PR障害者雇用バンク
まずは求人を見てみるところから
- 企業の求人とハローワークの障害者向け求人をまとめて検索
- Web面談はスマホから。配慮してほしいことも相談できる
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