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「DIエージェントの評判はどう?」「登録したのに断られた」「連絡が来ない」「障害者手帳がなくても使える?」。障害者枠での転職を考えて、DIエージェントの名前を見かけた人も多いと思います。
この記事では、DIエージェントの公式サイトと運営会社のサイト(2026年11月4日に確認)をもとに、どんなサービスか、対象になる人、断られる・連絡が来ないときの考え方、退会の方法を整理します。確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。
この記事の結論
- DIエージェントは、障害者の求人サイト「BABナビ」と同じ株式会社D&Iが運営する、障害者枠専門の転職エージェント
- 対象は障害者手帳を持っている人、または申請中・申請予定の人。一般枠(クローズ)だけの求人紹介はしていない
- 特徴は、一人ひとりに合わせて企業に求人を頼む「求人開拓」。そのぶん、紹介まで時間がかかることもある
- 派遣や週20時間以下の仕事は扱わない。医療機関の許可が出ていない人の活動も進めない
DIエージェントとは
DIエージェントは、株式会社D&I(ディーアンドアイ)が運営する、障害者手帳を開示して働きたい人のための転職支援サービスです。キャリアアドバイザーが面談で希望や配慮してほしいことを聞き、合う求人の紹介から、書類・面接の対策、入社後の定着までを支えます。同じ会社が、自分で求人を探せるサイト「BABナビ」も運営しています。

| 運営会社 | 株式会社D&I(2009年8月設立、東京都千代田区。大阪にも営業所) |
|---|---|
| 職業紹介の許可番号 | 13-ユ-306397 |
| 対象 | 障害者手帳を持っている人、または取得申請中・申請予定の人で、障害者枠で働きたい人 |
| 面談 | オンライン(Web)が中心。全国どこからでも参加できると案内されている |
| 扱わない仕事 | 派遣の求人、週20時間以下の短時間のパート・アルバイト |
| 費用 | 無料(費用は採用した企業が払う仕組み) |
出典:DIエージェント公式サイト、株式会社D&I公式サイト(2026年11月4日確認)
DIエージェントの評判・口コミはどう?
今回確認できた範囲では、第三者のサイトに書かれた、時期や状況のはっきりした利用者の口コミは多く見つかりませんでした。そこでこの記事では、公式に書かれていることをもとに、「どんな人に合いやすく、どんな人には合いにくいか」を整理します。
公式サイトには転職した人の例も載っていますが、運営側が選んで載せている成功例です。不満の声は載りにくいものなので、「こういう人もいる」くらいに受け止めましょう。また、サイトの下のほうにある取引社数や支援人数は、DIエージェント単体ではなく会社のサービス全体の数字で、いつ時点かの説明もなかったので、この記事では判断の材料にしていません。
口コミを読むときの注意点
- その人が対象の範囲だったかを見る:手帳の有無、働く時間(週20時間以下か)、主治医の許可などで、紹介の受けやすさは変わります
- 担当者との相性の話か、サービスの仕組みの話かを分ける
- いつの話かを見る:求人の状況やサービスの中身は変わります。古い口コミほど今と違う可能性があります
ウネット
DIエージェントの特徴
1. 一人ひとりに合わせた「求人開拓」
公式サイトでは、最大の特徴を「求人開拓」としています。今ある求人から選ぶだけでなく、その人の経験や希望、必要な配慮に合わせて、企業に新しく求人を出してもらうよう働きかける方法です。公式はこれを「オーダーメイド型」のサポートと呼んでいます。今ある求人の中に合うものが見つからなかった人には、確かめる価値があります。
2. 精神障害・発達障害のある人の支援も多い
公式のよくある質問では、精神障害・発達障害のある人向けの求人も豊富にあり、転職支援の実績の約半数が精神障害・発達障害のある人だと案内されています。身体障害の人だけのサービスではありません。
3. 在宅勤務・ハイブリッド勤務の求人
完全在宅の求人のほか、週2〜3日出社のハイブリッド勤務の求人も紹介していると案内されています。ただし、求人の状況は時期によって変わるとも書かれています。在宅で働きたい人は、面談で今ある求人の数や職種を具体的に聞いてみましょう。
4. 書類・面接の対策と、入社後のフォロー
サポートの内容として、最初のヒアリングとキャリアプランづくり、書類の添削、企業ごとの模擬面接、面接日程の調整や条件の交渉の代行、内定後の入社準備と職場への定着のフォローが挙げられています。紹介された求人に必ず応募する必要はなく、応募するかどうかは自分で決められます。
5. 新卒や40代・50代の人も相談できる
よくある質問では、新卒の学生や、はじめて障害者枠で働く人の登録も多いと案内されています。また、40代・50代以上でも求人の紹介はできると答えています。
DIエージェントに断られた・連絡が来ないときは
公式のよくある質問では、希望の条件や体調によっては「すぐにご紹介ができない場合もございます」と案内されています。また、求人開拓をするために時間がかかる場合があるとも書かれています。利用規約にも、サービスの提供が適切でないと判断した場合は利用を断ることがあると書かれています。
断られた、紹介がないと感じたときは、次の点を確かめてみましょう。
| 考えられること | 確かめ方 |
|---|---|
| 手帳 | 手帳を持っているか、申請中・申請予定か。手帳を開示しない一般枠だけの希望は対象外 |
| 働く時間 | 週20時間以下の短時間の仕事や、派遣を希望していないか |
| 主治医の許可 | 医療機関から働くことの許可が出ているか |
| 体調 | 今すぐ働ける状態か。体調を整える期間が必要と判断されることもある |
| 希望条件 | 勤務地・職種・在宅の条件を絞りすぎていないか |
連絡が来ないときは、迷惑メールのフォルダや、登録したメールアドレス・電話番号が正しいかを確かめましょう。それでも連絡がなければ、公式サイトに載っている運営事務局の連絡先に問い合わせてください。求人開拓を待っている間も、仕事探しを止める必要はありません。

ウネット
障害者手帳がなくても使える?
公式のよくある質問では、対象を「障害者手帳をお持ちの方、または取得申請中、申請予定の方」としています。申込みのページの近くにも、手帳を申請中の人も相談できると書かれています。手帳がまだない人でも、申請を考えているなら相談はできるということです。
一方で、障害者枠の求人は、多くの場合、応募や入社のときに手帳が必要になります。手帳の申請には、主治医の診断書などが必要で、交付まで時間がかかることもあります。手帳を取るか迷っている人は、主治医や市区町村の窓口にも相談しておきましょう。
手帳を取らずに働く道(一般枠・クローズ就労)については、DIエージェントは一般枠だけの求人紹介はしていません。ただし、一般枠と障害者枠のどちらがよいか迷っている段階のキャリアの相談はできると案内されています。それぞれの違いはクローズ就労のメリット・デメリットとセミオープン就労の記事で紹介しています。
BABナビとの違い
DIエージェントとBABナビは、どちらも株式会社D&Iのサービスですが、使い方が違います。
| DIエージェント | BABナビ | |
|---|---|---|
| どんなサービスか | 転職エージェント(担当者が求人を紹介) | 障害者の求人サイト(自分で探して応募) |
| 向いている人 | 相談しながら進めたい人、合う求人を開拓してほしい人 | 自分のペースで求人を見たい人 |
| サポート | 書類の添削、模擬面接、条件の交渉、入社後のフォロー | 求人の検索、スカウトなど |
DIエージェントのよくある質問でも、自分で仕事を探したい人にはBABナビを案内しています。BABナビのくわしい中身はBABナビの評判と口コミの記事で紹介しています。BABナビの案内では、DIエージェントの紹介は首都圏・関西圏が中心とされているので、それ以外の地域に住んでいる人は、紹介できる求人があるかを面談で確かめましょう。
利用の流れ
- 登録:公式サイトのフォームから申し込む
- 希望条件の登録:希望の条件を伝え、紹介できる求人があるかを探してもらう
- 面談:オンラインが中心。これまでの経験、希望、必要な配慮を話す
- 求人の紹介:非公開の求人を含めて紹介を受ける。応募するかは自分で決める
- 選考・面接:書類の添削や模擬面接を受けて進む。日程の調整も担当者がする
- 内定・入社:条件の交渉や入社日の調整。入社後も定着のフォローがある
公式では、登録から平均して1〜3か月ほどで内定を得る人が多いと案内されています。半年ほどかけて、じっくり進めることもできます。登録はDIエージェントの公式サイトからできます。
退会したいときは
公式のよくある質問では、メールの配信停止や退会は、公式サイトの「サービス利用停止フォーム」から手続きすると案内されています。手続きから1週間ほどは、入れ違いでメールが届くことがあるそうです。選考中の企業がある場合は、先に担当者に伝えて、辞退の連絡をしてもらってから退会すると、トラブルになりにくいでしょう。
面談で聞いておきたいこと
担当者との面談は、こちらがサービスを見きわめる場でもあります。次のようなことを聞いておくと、使い続けるかどうかを判断しやすくなります。
- 自分の希望(職種・勤務地・在宅かどうか)で、今紹介できる求人はどのくらいあるか
- 求人開拓をする場合、どのくらいの期間が目安か
- 自分の障害や配慮について、過去に似た人の支援をしたことがあるか
- 入社したあと、どのくらいの期間、どんな形で相談に乗ってもらえるか
- 連絡の方法と頻度(メール・電話など)
答えがあいまいなら、ほかのサービスと比べてみましょう。担当者が合わないと感じたら、変更を頼めるかどうかを聞くのも一つの方法です。
DIエージェントが向いている人・ほかも見たい人
DIエージェントが向いている人
- 障害者手帳を持っている、または申請を考えていて、障害者枠で働きたい人
- 今ある求人の中で合うものが見つからず、求人開拓をしてほしい人
- 精神障害・発達障害があり、配慮の伝え方も含めて相談したい人
- 在宅やハイブリッド勤務の求人を探している人
ほかのサービスも見たい人
- 派遣や、週20時間以下の短い時間で働きたい人
- 主治医の許可がまだ出ていない人、体調を整えるところから始めたい人
- 早く求人を見たい人(求人開拓は時間がかかることがある)
- 首都圏・関西圏以外に住んでいて、地元の求人を探したい人
ちなみに、最もおすすめのエージェントは『障害者雇用バンク(旧エラビバ)』です。企業の求人とハローワークの求人をまとめて探せて、Web面談で自宅から相談できます。さらに、DIエージェントや『dodaチャレンジ』などを同時に利用することで、紹介される求人の幅が広がり、よい就労に近づく可能性を上げることができます。
よくある質問
Q. 費用はかかりますか?
A. 求職者からは費用をとらない、完全無料と案内されています。費用は、採用した企業が払う仕組みです。
Q. 地方に住んでいても使えますか?
A. 面談はオンラインが中心で、全国から参加できると案内されています。ただ、紹介は首都圏・関西圏が中心とされているので、住んでいる地域で紹介できる求人があるかを面談で確かめましょう。
Q. 働いたことがなくても使えますか?
A. 新卒の学生や、はじめて障害者枠で働く人の登録も多いと案内されています。職歴の条件は、公式サイトには書かれていませんでした。
Q. 退職の交渉もしてもらえますか?
A. 退職の交渉の代行はしていないと案内されています。入社日の調整はしてもらえます。
Q. 紹介された求人は、必ず応募しないといけませんか?
A. いいえ。応募するかは自分で決められ、選考の途中で辞退することもできると案内されています。
まとめ
DIエージェントは、BABナビと同じ株式会社D&Iが運営する、障害者枠専門の転職エージェントです。障害者手帳を持っている人や申請中・申請予定の人が対象で、一人ひとりに合わせた求人開拓と、書類・面接の対策から入社後のフォローまでのサポートが特徴です。精神障害・発達障害のある人の支援も多く、在宅やハイブリッド勤務の求人も扱っています。
一方で、派遣や週20時間以下の仕事は扱わず、体調や希望条件によっては、すぐに紹介を受けられないこともあります。求人開拓は時間がかかる場合もあります。
待つ間も選べる求人を広げるには、アスナロウネットが紹介している障害者雇用バンクを中心に、DIエージェントやdodaチャレンジなどと同時に利用してみてください。
PR障害者雇用バンク
まずは求人を見てみるところから
- 企業の求人とハローワークの障害者向け求人をまとめて検索
- Web面談はスマホから。配慮してほしいことも相談できる
- 応募書類や面接の対策も受けられる

