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障害者の就労は発展してきていますが、まだまだ多くの問題があります。
例えば、給料が低いことや選択できる職種が少ないこと。
さらには、精神障害者などは仕事をしたくてもできない人が特に多く存在しています。 しかし、このように障害者就労の大きな問題と考えられている事柄以外にも、当事者が抱えている仕事の悩みや困りごとは多く存在しています。
今回は、障害者が仕事をする際に抱えることが多い悩みや困りごとについて紹介していきます。 さらに、障害のある方が仕事の悩みを解決するためにはどうすれば良いのか、解決策も紹介していきます。
【苦しい】障害者が抱える仕事の悩みや困りごとの解決策
障害者が抱える仕事の悩み事や困りごと
では、まず障害者は仕事をするにあたってどのような悩みや困りごとを抱えているのかを、ランキング形式で紹介していきます。
1.パワハラを受ける
まず、一つ目はパワハラを受けることがあるということです。 障害の有無を知らずに高圧的な態度で指導をしてきたり、障害についての理解が足りずにパワハラをする上司が、現在でも多いようです。 障害に対する理解は進んできていますが、このような悩みがあるという現状を見ると障害者雇用の問題はまだまだ未発達であると感じますね。
2.仕事が覚えられない
2つ目は、仕事が覚えられないという悩みです。 この悩みは特に、発達障害や精神障害の方に多い印象です。 また、仕事の計画を立てることが難しいという悩みも障害によってみられるようです。 この問題の原因としては、自身の能力を超えた仕事を任されている可能性がありますね。
3.朝起きることができない
うつ病をはじめとする精神障害でよく聞かれる悩みですが、朝起きるのが難しいという困りごとを抱えている方もいます。 朝起きいることができないせいで、仕事に遅刻し、職場での立場を悪くしてしまうという場合もあるため、これは非常に大きな問題と言えそうですね。
4.コミュニケーションがうまくいかない
自閉症をはじめとする発達障害や統合失調症などの精神障害では、コミュニケーションや社会性に苦手意識を持つ方が多いです。 そのような方が、抱える問題こそ他の職員とのコミュニケーションをとることができないというものです。 時には、他の職員とコミュニケーションがうまくいかずに揉めるなどトラブルに発展する事例も多いようです。
5.仕事を与えられない・難易度が低い
仕事の難易度が高すぎるのも、問題なのですが難易度が低く、やりがいがないというのも困りごとに繋がります。 障害者というだけで単純な流れ作業のみしか任せてもらえなかったり、最悪の場合には仕事を全くもらえないという方もいます。 関連記事:障害者就労の現実。就職率や定着率は?
6.給料が低い
障害者雇用における平均年収は200~250万と言われています。 月給に換算すると20万円ほどであり、手取りとなると15万円以下になる方も少なくないようです。 ここから家賃や生活費を支払うと、手元に残るお金はほとんどなくなる状態となるでしょう。 関連記事:【障害者雇用では生活できない】真相と解決策を分かりやすく解説
7.やりたい仕事じゃない
障害者就労では、事務仕事の割合がもっとも多く、専門的な仕事がすくない状況です。 この職種の少なさも問題となっているのですが、障害があるというだけで自分の好きな仕事ができないことを悩んでいる方も多いのです。
8.通院する時間がない
障害者のクローズ就労や障害に理解がない職場では、通院する日にちを確保してもらえない可能性があります。 通院しなければ症状の悪化などに繋がることもあるため、長期的に働くことが難しくなります。 この悩みは早急に解決するべき問題ですね。 関連記事:【働くために受けるべき】精神障害者の合理的配慮ランキング
9.不当な理由で減給・解雇された
仕事でミスをしたなど不当な理由で解雇されたり言及をされたという方もいます。 もし、本当に不当なものであれば弁護士に相談するべき事案ですね。
10.そもそも就職できない
仕事上の悩みと言いましたが、そもそも仕事をすることができないという悩みを抱えている人も多いのです。 障害者が一人で就職活動を行った場合の就職率は3%ほどとかなり低い確率です。 もし、本当に就職できないと悩んでいるのであれば転職エージェントの利用を検討してみましょう。 就職率を75%ほどにまで向上させることができるエージェントも存在しますので、利用する価値はありです。 また、サービス開始~終了まで無料で利用できるというのも大きなポイントです。 ちなみに、最もおすすめのエージェントは『dodaチャレンジ』というエージェントです。さらに、『障害者雇用バンク(旧エラビバ)』を同時利用することによってさらに、良い就労へ近づく可能性を上げることが出来ます。 >>dodaチャレンジ公式 >>障害者雇用バンク公式
障害者が抱える悩み事を解決するには
上記で解説した障害者の悩み事以外にも、数多くの悩みを抱えている障害者が存在しています。 私から伝えたいのは、もし仕事で困りごとや悩み事ができて辛いのならば、我慢する必要はないということです。 我慢する前に以下のような対策を取ってみましょう。
上司に相談する
おそらく、上司が絡む問題では悩みの解決策にはならないかもしれません。 しかし、仕事の内容や勤務時間・通院日確保の相談などは上司に相談するのが一番でしょう。 上司に言いづらいという方は、少しでも信頼できる同僚などに相談するという方法もあります。 まずは、自分の中で悩みをため込まないことが職場へ定着するための第一歩となります。
ジョブコーチを利用してみる
上司にも相談しずらいという場合は、ジョブコーチというサービスを利用してみましょう。 ジョブコーチは、障害者が職場に定着することができるように、職場とあなたの間に入って職場への定着を支援してくれる事業です。
当時者と雇用側両方へアプローチしてくれるため、円滑に職場環境などを整えることができますよ。 関連記事:ジョブコーチ支援事業とは?専門的な観点からの障害者就労。
転職する
どうしても、仕事上での悩みが消えずにうまくいかない。 仕事を続けていく自信がないという場合は、転職してしまいましょう。 悩みを抱えながら無理をして仕事を続けることは、精神衛生上でもよくありません。 そして、最悪の場合症状の悪化により、一生働くことができななくなるという可能性もあるでしょう。 そのような状況を避けるためにも、障害に理解のある職場をオープン就労で探すのが最も良い方法でしょう。 もし、継続的に仕事がしたいというのであれば、障害に理解がある企業を知っている転職エージェントに相談してみましょう。 無料で、あなたの希望に沿った求人を紹介してくれますし、転職を成功に導くための履歴書添削や面接対策。さらには、就職した後の定着を支援してくれる場合もあります。 質の良い転職エージェントは以下にまとめていますので、参考にしてください。 転職によって、金銭的・精神的悩みを解決することができるかもしれません。
障害者の悩みや困りごと【終わりに】
障害者雇用率は徐々に上がってきていますし、障害者雇用の問題は少しづつ改善してきているように感じられます。 しかし、少しでも障害者就労の現状を知っている方であれば、問題が山積みということを感じているでしょう。 そして、当事者のであれば仕事のやりづらさを感じている方は非常に多いのです。 少しでも、障害者が仕事で感じる悩みや困りごとの助けになれば幸いです。 現在、困りごとを抱えている障害者の方が一番に考えてほしいのは無理をして、自分を追い込んでしまわないでほしいということです。 仕事をすることは自己肯定感も上がりますし、社会参加できている証拠であります。 しかし、それは健康あってこそのものです。 一人で抱え込まずに、他者に相談したり、転職をして環境を変えるなど早めの対策を取るようにしましょう。