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近年、障害のある方の雇用の数は年々増加してきています。これは、障害者雇用促進法での障害者雇用率の増加や企業の障害者雇用の意識が高まってきているためと考えられます。しかし、精神障害者に対する就職は身体障害者と比較し進んでいないという現状や当事者の声が聞こえてきます。さらに、身体障害者と比較すると給与が低いという声もよく聞かれます。しかし、本当に精神障害者の給料は低いのでしょうか?このページでは精神障害者の給料の低さについてや、精神障害者就労の現状についての説明をしていきたいと思います。
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精神障害者の給料はほんとに低いのか?精神障害者就労の現状と給与
ズバリ精神障害者の給料は?
sorder salary精神障害者の給料が低いと言われますが実際のところ本当に低いのでしょうか?そして低いのであればほかの障害者や一般の平均年収と比較してどのくらい低いのでしょうか?身体障害の方や知的障害の方と比較してみていきましょう。以下の情報は平成25年に発表された厚生労働省の平均給料のデータです。
身体障害者
通常(週30時間以上)=25万1千円
20時間以上30時間未満=8万7千円
20時間未満=5万9千円
知的障害者
通常(週30時間以上)=13万円
20時間以上30時間未満=8万7千円
20時間未満=3万5千円
精神障害者
通常(週30時間以上)=19万6千円
20時間以上30時間未満=8万7千円
20時間未満=4万7千円
いかがでしょうか?知的障害者はほかと比較すると抜きんでで低い傾向にあります。精神障害に関してはご覧の通り身体障害者と比較すると6万円近く低くなっていますね。これでは精神障害者の給料が低いといわれることにもうなずけます。この給与では一人暮らしをしていくには厳しい金額ですし、こちらは平均ですのでこれよりも低い方も多くいらっしゃいます。ちなみに日本人の平均月給は33万ですので大きな差が見られます。
なぜ精神障害者の給料は低いのか
上記では、精神障害者の給料が身体障害者や知的障害者また一般的な日本人の平均的な給料と比較しどのくらい低いのかということを記載しました。給料は低いということは確認できたと思います。しかし、なぜ精神障害者の給料は低いのでしょうか?そのことについても考えていきます。
精神障害者は症状の波がある
平均的な給料が低い理由を考えるうえで念頭においてほしいのは、精神障害の症状の進み方にあります。精神障害者のうつ病を例にして考えると、一般的にうつ病は寛解と増悪を繰り返しながら徐々に良くなっていきます。いったん症状が寛解して就職をしたとしてもすぐに再発する可能性が高いのです。
正社員としての雇用が少ない
平均賃金の低い理由は精神障害者の雇用形態に問題があると考えられます。精神障害の方の雇用形態の内約は以下の通りです。
精神障害者の雇用形態
バイト・パート:36%
契約社員等:約20%
正社員:15%
上記のようにバイトやパートが最も多く正社員はわずか15%にとどまっています。では、身体障害者はどのような雇用形態が多いのでしょうか。給料から言うと身体障害者のほうが社員の雇用形態は多くなるはずですね。
身体障害者の雇用形態
契約社員等:42%
正社員:36%
どうでしょうか、身体障害者と精神障害者の雇用形態にはここまで違いがあるのです。身体障害者に至っては契約社員や正社員で80%を占めている状態です。このことからも、精神障害者が身体障害者より平均の給料が低いという理由にうなずけますね。
給料が低い理由としては上記の二つがあげられます。ではなぜ雇用形態がこうも違うのでしょうか。それは一つ目に挙げた精神障害の方の症状の進行具合に関係しています。
もし、一般雇用である場合は障害を公表せずに就職する場合も多くありますその場合は企業側も障害の存在を知らないため、正社員として雇ってくれる場合も多くなるでしょう。しかし、障害を公表したうえでの就職の場合、企業側は病気によって離脱されてしまうのではないか?とも考え、長期的な雇用を避け契約社員とする場合も多いのです。
さらに、症状の安定しない方は契約社員でも不安が残り、アルバイトやパートを行う方も多いようです。
企業が精神障害者に対する接し方を分かっていない
精神障害に限らず、障害者が企業で働いていくには企業側の理解と障害に対する配慮が必要とされます。特に精神障害は人それぞれ症状の出現の仕方や程度に一人一人差があり、障害の特性を知っているだけでは対処することはできません。そのため職場に定着できないという問題点もあげられます。
ちなみに、企業には以下のような点に配慮や注意をしてもらう必要があります。
・体調変化のサインに気が付いてもらう(表情や口調・業務スピードなどから気づき声掛けを行う)
・こまめな休憩をとる(特入社したての頃は1時間に10分程度の休憩をもらうようにしましょう)
・不安に気が付いてもらう(失敗しても大丈夫ということや声掛けをしてもらう)
いかがでしょうか?代表的な配慮を挙げましたが自分の業務の中でこのような気遣いを行える人は企業に何人いるのでしょうか。企業側の観点になってみるとこのような配慮の必要な精神障害者は難しいというような認識になっているのかもしれませんね。
どうしたら精神障害者の給料があがるのか
症状を安定させる
精神障害者が仕事をする上でこれが最も重要であるといえます。精神障害は何度も言うように症状に波があります。この波を緩やかにしていない限りは契約社員や正社員という雇用形態で働くことができません。つまり、時間に融通の利くパートやアルバイト。また、就労継続支援A型もしくはB型などの雇用形態になることも少なくありません。
早く働かなければと焦って仕事を探している方も中にはいるかもしれませんが、そのような状態で探した職業は長続きせずに退職しなければならないということにもなりかねません。
ですので、医師に相談し症状が安定してから就職するようにしましょう。
自分の能力を高める
正社員や契約社員となると継続的な集中力や仕事に必要なパソコンのスキルなどの能力が必要不可欠となります。つまり、よりよい雇用条件での就労を行うためには、自分の能力を高めてできることを増やしていくしかないのです。そこで、私がおすすめするのは職業リハビリテーションを受けることです。専門の方にどのような就職が向いているかを判断し目標に向かって必要な能力を取得することができます。
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精神障害者の給料はなぜ低いのかのまとめ
いかがだったでしょうか?今回は精神障害者の給料は本当に低いのかということから説明し、給料をあげるためにはどうしたらいいのかということを説明しました。身体障碍者に比べてやはり精神障害者は給料が低く、精神疾患特有の症状の進行の仕方がより深く関係してきているとわかりましたね。現在、障害者の雇用というのは年を追うごとに増加してきています。それは、精神障害者も例外ではありません。さらに国を挙げて精神障害者の雇用率を上げようとしており、2018年の4月には雇用義務の対象に精神障害者が加わりました。このような国を通した動きも出てきており、今後精神障害者の雇用率はさらに、上昇していくと考えられます。なので精神障害で仕事を早く見つけないとと焦っている方がいましたら、焦らずにまずは症状の安定化を図ることや職業リハビリテーションを通じて、自身の能力を向上することが未来の良い就労につながると思いますよ。
精神障害者におすすめの障害者エージェントは以下の通りです。
ちなみに、エージェントの利用はすべて無料ですのでまずは登録してみることをおススメします。
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